北川悦吏子

僕は遅いかもしれない。だけど走ろうと思う。 僕は寂しがりやかもしれない。だけど隠そうと思う。 僕は負けるかもしれない。だけど闘おうと思う。 僕は愛されないかもしれない。だけど愛そうと思う。 僕は弱虫かもしれない。だけど強くなろうと思う。 僕は君が望むような僕じゃないかもしれない。 でも、だけど…君の心の灯が消えそうなときは、そっと手をかざそう。 いつまでもかざそう。